報告書番号 | AI2006-1-2 |
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発生年月日 | 2005年04月29日 |
発生場所 | 東京国際空港 滑走路34L (着陸滑走路) |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
RUNWAY INCURSION ATM/CNS |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | エアバス・インダストリー式A300B2K-3C型 |
登録記号 | JA8471 |
運航者 | 株式会社日本航空ジャパン |
事故等種類 | その他 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2006年01月27日 |
概要 | 株式会社日本航空ジャパン所属エアバス・インダストリー式A300B2K-3C型JA8471は、平成17年4月29日(金)、同社の定期1158便として20時30分に帯広空港を離陸し、目的地である東京国際空港の閉鎖中の滑走路34Lに、21時39分ごろ着陸した。 JA8471には機長ほか乗務員9名及び乗客41名、計51名が搭乗していたが、負傷者及び機体の損傷はなかった。 また、株式会社日本航空ジャパン所属ボーイング式777-200型JA008Dは、同日、同社の定期1036便として20時34分に新千歳空港を離陸し、目的地である東京国際空港の閉鎖中の滑走路34LにJA8471の後続機として着陸のため進入し、21時44分ごろ着陸復行した。 JA008Dには機長ほか乗務員9名及び乗客151名、計161名が搭乗していたが、負傷者及び機体の損傷はなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、東京ターミナル管制機関の管制官がA機及びB機に対して閉鎖中の滑走路への進入許可及び着陸許可を発出したため、A機にあっては閉鎖中の滑走路に着陸し、B機にあっては閉鎖中の滑走路に着陸を試みた(最終進入途中で着陸復行した)ことによるものと認められる。 なお、東京ターミナル管制機関の管制官がA機及びB機に対して閉鎖中の滑走路への進入許可及び着陸許可を発出したことについては、当該管制官のチームが勤務に就く前のブリーフィングにおいて、当該チームのノータム・ブリーフィングを担当した管制官から勤務時間中の滑走路閉鎖はないと報告されたため、当該チームの全員が滑走路閉鎖はないと理解したことによるものと推定される。 当該ノータム・ブリーフィングを担当した管制官が勤務時間中の滑走路閉鎖はないと報告したことについては、勤務体制変更前の滑走路閉鎖時間に係る経験則(滑走路閉鎖は夜間勤務の時間帯に実施されること)が勤務体制変更後においてはもはや誤ったものとなっているにもかかわらず、思い込みにより本重大インシデント発生当日の勤務時間帯には滑走路閉鎖はないと判断して、航空情報入手の段階で滑走路閉鎖に係る情報が載っているAIP補足版を入手対象から外したため、当日の滑走路閉鎖に係る情報を得られなかったことによるものと推定される。 |
死傷者数 | |
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