JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 AI2006-2-2
発生年月日 2004年07月29日
発生場所 関西国際空港
航空機種類 飛行機
事故等種別の分類
(Occurrence Category)
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT)
飛行の段階
(Phase of Flight)
INITIAL CLIMB
人の死傷
航空機区分 大型機
型式 ボーイング式747-200B型
登録記号 N645NW
運航者 ノースウエスト航空株式会社
事故等種類 機材故障
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2006年03月31日
概要  ノースウエスト航空会社所属ボーイング式747-200B型N645NWは、平成16年7月29日(木)、同社の定期905便(貨物便)として、11時32分関西国際空港からインチョン国際空港(韓国)へ向けて離陸した。離陸直後、11時33分ごろ、No.1エンジンの排気温度が上昇したことを示す計器表示があり、当該エンジンが停止したため、目的地を変更し、11時44分、関西国際空港に着陸した。
 着陸後、No.1エンジン下側カウリングに損傷があるのが確認された。
同機には、機長ほか運航乗務員2名計3名が搭乗していたが、運航乗務員に負傷者はいなかった。
原因 本重大インシデントは、同機が離陸上昇中、No.1エンジンの高圧タービン部のレンテイキュラーシールが破損したため、分離したレンテイキュラーシールの一部が、タービン・ブレードを損傷させ、レンテイキュラーシール又はタービン・ブレードがエンジン・ケースを貫通したことによるものと推定される。
レンテイキュラーシールが破損したことについては、冷却が不十分であったため熱応力が発生して、き裂が発生し、伸展したことによるものと考えられる。
死傷者数
勧告・意見
情報提供
動画(WMV)
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