報告書番号 | AI2004-6-3 |
---|---|
発生年月日 | 2004年07月04日 |
発生場所 | 埼玉県鴻巣市 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
APPROACH |
人の死傷 | |
航空機区分 | 超軽量動力機 |
型式 | ランズ式S-7クーリエーR503L型 |
登録記号 | JR0293 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 整備不良 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2004年11月26日 |
概要 | 本件は、航空法施行規則第166条の4第7号に規定された「飛行中における発動機の継続的な停止」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。# 個人所属超軽量動力機JR0293は、平成16年7月4日(日)、地上滑走訓練のため、操縦者1名が搭乗し、埼玉県鴻巣市内の東京エアーフィールド場外離着陸場において11時45分ごろ滑走を開始したが、浮揚したためにそのまま離陸上昇し、11時47分ごろ、同場外離着陸場に引き返そうと左旋回した際、エンジンが停止したため、同市内の畑に不時着した。# 搭乗者の負傷 なし# 航空機の損壊 機体 小破 火災発生なし |
原因 | 本重大インシデントは、同機のエンジンのピストンにカーボンが付着し、ピストン・リングがピストンに固着したまま使用されていたことにより、ピストンとシリンダーの間の潤滑効果が失われて摩擦が増加し、温度が上昇して、ピストンに素材の熱膨張が生じ、同機の飛行中に、ピストンがシリンダーに強くこすれて、一時的に動きが拘束されたため、発動機の継続的な停止に至ったことによるものと推定される。# エンジンのピストン・リングがピストンに固着したことについては、ピストン・ヘッドのカーボンの除去が、適切に行われなかったことが関与したものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |