報告書番号 | AI2004-6-1 |
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発生年月日 | 2004年02月28日 |
発生場所 | 沖縄県那覇空港 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (NON-POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
APPROACH |
人の死傷 | |
航空機区分 | 小型機 |
型式 | パイパー式PA-28-140型 |
登録記号 | JA3550 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2004年11月26日 |
概要 | 本件は、航空法施行規則第166条の4第12号に規定された「航空機に装備された装置の故障により航空機の操縦に障害が発生した事態」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。 個人所属パイパー式PA-28-140型JA3550は、平成16年2月28日(土)、機長及び同乗者2名、計3名が搭乗し、慣熟飛行のため那覇空港を離陸した。慶良間諸島周辺及び同空港東側を飛行した後、同空港に着陸のための進入を開始し、フラップを着陸位置とした際、大きな音とともに左フラップが内側取付部を残して外れ、内側を支点としてほぼ垂直に立った状態となった。このため、同機の操縦に障害が生じ、同機は滑走路上に着陸できず、16時47分ごろ、滑走路脇の草地に着陸した。 搭乗者の負傷 なし 航空機の損壊 機体 小破 火災発生なし |
原因 | 本重大インシデントは、飛行中、同機の左フラップが外れ、内側を支点としてほぼ垂直の状態となり、フラップが左右非対称となったため、機長による同機の横方向の操縦が困難となったものであり、航空機に装備された装置の故障により航空機の操縦に障害が発生した事態に該当するものと推定される。 ブラケットが左フラップから外れたことについては、経年変化と高温多湿な潮風に長時間さらされたことにより、ブラケット取付部に腐食が発生し、その箇所の強度が失われたことによるものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |