報告書番号 | AI2004-2 |
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発生年月日 | 2003年08月06日 |
発生場所 | 北海道石狩市 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 超軽量動力機 |
型式 | AVID AIRCRAFT式MARKⅣ型(自作航空機) |
登録記号 | JX0046 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 操縦者 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2004年03月26日 |
概要 | 本件は、航空法施行規則第166条の4第7号に規定された「飛行中における発動機の継続的な停止」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。# 個人所属自作航空機JX0046は、平成15年8月6日(水)、レジャーのため、操縦者1名及び同乗者1名の計2名が搭乗し、北海道石狩市北生振の石狩川右岸河川敷にあるH・S・C石狩フライトエリア場外離着陸場を13時30分ごろ離陸し、場周を飛行中の13時45分ごろ、エンジンが停止したため、同場外離着陸場の北東の空き地に不時着した。# 搭乗者の負傷 なし# 航空機の損壊 機体 小破 火災発生なし |
原因 | 本重大インシデントは、同機のエンジンのピストンにカーボンが付着し、ピストン・リングがピストンに固着したまま使用されていたことにより、ピストンとシリンダーの間の潤滑効果が失われて摩擦が増加し、温度が上昇して、ピストンに素材の熱膨張が生じ、同機の飛行中に、ピストンがシリンダーに一時的に、強くこすれて動きが拘束されたため、発動機の継続的な停止に至ったことによるものと推定される。また、エンジンがオーバー・ヒート状態であったことが推定され、これがエンジン停止に関与した可能性も考えられる。# エンジンのピストン・リングがピストンに固着したことについては、シリンダー・ヘッド及びピストン・ヘッドのカーボンの除去が、エンジンのメンテナンス・マニュアルに従って適切に行われなかったことが関与したものと推定される。 |
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