報告書番号 | 2003-3 |
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発生年月日 | 2003年04月29日 |
発生場所 | 山形県西置腸郡白鷹町 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
TAKEOFF |
人の死傷 | |
航空機区分 | 超軽量動力機 |
型式 | マーフィ式マベリックR503L型 |
登録記号 | JR1251 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2003年09月26日 |
概要 | 本件は、航空法施行規則第166条の4第7号に規定された「飛行中における発動機の継続的な出力の損失」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。 個人所属超軽量動力機JR1251は、平成15年4月29日(火、祝日)、レジャーのため、操縦者1名が搭乗し、山形県西置賜郡白鷹町の河川敷にある白鷹場外離着陸場の滑走路B(滑走路29)を14時44分ごろ離陸したが、直後にエンジンの出力が低下し回復できなかった。 このため、同機は水田に不時着した。 搭乗者の負傷 操縦者 軽傷 航空機の損壊 機 体 損傷 火災発生なし |
原因 | 本重大インシデントは、同機が飛行中、同機に搭載された発動機のシリンダーとピストンとの間の潤滑効果が失われたため、発動機の出力が低下し回復できなくなり、飛行中における発動機の継続的な出力の損失に至ったことによるものと推定される。 シリンダーとピストンとの間の潤滑効果が失われたことについては、地上試運転でピストンの熱膨張がシリンダーの熱膨張よりも大きくなったことから、シリンダー内面とピストン側面の接触面に過大な圧力が加わったため、潤滑油の油膜が切れたことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
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