報告書番号 | 2003-4 |
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発生年月日 | 2003年02月13日 |
発生場所 | 那覇市の北西約180nmの海上上空 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング式747-200B型 |
登録記号 | JA8129 |
運航者 | 日本アジア航空株式会社 |
事故等種類 | 機材故障 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2003年11月28日 |
概要 | 本件は、航空法施行規則第166条の4第6号に規定された「発動機の破損(破片が当該発動機のケースを貫通した場合に限る。)」に準ずる事態として同条第14号に該当することから、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。# 日本アジア航空株式会社所属ボーイング式747-200B型JA8129は、平成15年2月13日(木)、同社の定期201便として、10時39分、新東京国際空港を離陸した。台湾の台北国際空港へ向けて飛行中、那覇市北西の約180nmの海上上空において、フライトレベル260から280へ上昇中、12時55分ごろ、同機に大きな衝撃音とともに強い振動が発生した。運航乗務員が、No.2エンジンのノーズ・カウルに穴が開いているのを発見したため、目的地を那覇空港に変更して、13時40分、同空港に着陸した。# 同機には、機長ほか乗務員17名及び乗客298名計316名が搭乗していたが、乗客及び乗務員に負傷者はいなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が上昇中、No.2発動機のファン・ブレードの一部が疲労破断したため、発動機が破損し、かつ、ファン・ブレードの破片が発動機のノーズ・カウルを貫通したことによるものと推定される。# ファン・ブレードの一部が疲労破断したことについては、当該ファン・ブレードの後縁に、アーク・バーンによる硬化を伴った組織変化が発生し、その部分が破損したことにより亀裂が発生して破断に至ったものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
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