報告書番号 | 2003-1 |
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発生年月日 | 2002年10月13日 |
発生場所 | 京都府舞鶴市由良川上空 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 超軽量動力機 |
型式 | ランズ式S-6ASU-R582L型(超軽量動力機、複座) |
登録記号 | JR1204 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 整備不良 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2003年01月31日 |
概要 | 本件は、航空法施行規則第166条の4第7号に規定された「飛行中における発動機の継続的な出力の損失」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。 JR1204は、平成14年10月13日(日)、レジャー飛行のため、操縦者のみが搭乗して、10時30分ごろ、京都府加佐郡大江町の大江町場外離着陸場を離陸した。離陸して由良川上空を高度約1,000ftで河口に向け水平飛行し、河口で旋回して当該離着陸場に戻る途中、11時00分ごろ河口から約3km南へ飛行した位置でエンジン音が変わり、プロペラの回転が停止した。 不時着を決意し滑空に移り、右岸に隣接する水田に不時着した。 搭乗者の負傷 操縦者 軽傷 航空機の損壊 機 体 小破 火災発生なし |
原因 | 本重大インシデントは、同機が飛行中、ギア・ボックスのエンジン側ギアが破損してプロペラを駆動することができなくなったため、「発動機の継続的な出力の損失」に至ったことによるものと推定される。 ギア・ボックスのエンジン側ギアが破損したことについては、ギア・ボックスのドレン・プラグ取付け後の処置が不適切であったことから、ギア・オイルが失われ、ギアの潤滑が行われなかったことによるものと推定される。 なお、ドレン・プラグの緩み等が発見されなかったことについては、必要な点検が行われていなかったことが関与していたものと考えられる。 |
死傷者数 | |
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