報告書番号 | 53-2 |
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発生年月日 | 1977年04月18日 |
発生場所 | 東京都東京国際空港 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
ABNORMAL RUNWAY CONTACT SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (NON-POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
TAKEOFF |
人の死傷 | 負傷 |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ダグラス DC-8-53 |
登録記号 | RPC803 |
運航者 | フィリピン航空 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 1978年03月30日 |
概要 | フィリピン航空株式会社所属、ダグラス式DC-8-53型RP-C803は、昭和52年4月18日12時35分(国際標準時03時35分、以下( )内は国際標準時を示す。)422便(マニラ-東京)として東京国際空港に着陸し、スポット76に駐機した。 その後同機は、乗組員13名、旅客127名が搭乗し、421便(東京-マニラ)として東京国際空港の滑走路15Lから同日15時22分(06時22分)ころ離陸滑走を開始した。同機は約750メートルを滑走し、一旦浮揚したが左傾斜となって接地した後、滑走路を逸脱し、滑走路とほぼ平行に草地帯を逸走して機首を滑走路の左肩に乗り上げてかく坐停止した。この事故により機体は大破したが、火災は発生しなかった。 事故発生後の脱出の際、旅客1名が軽傷を負った。 |
原因 | 本事故は、当該機の昇降舵が機首上げ位置に固定された状態で離陸滑走を行ったため、異常な機首上げ姿勢となり、VR以下の低速度で浮揚したことによるものと推定される。なお、昇降舵が機首上げ位置に固定されたことについては、駐機前にガストロック機構の調整が不完全であった当該機が、駐機中に強い背風をうけて、ガストロック・クランクが破断し、その結果タブ・クランクが破断したことによるものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |