報告書番号 | 2002-9 |
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発生年月日 | 2002年07月16日 |
発生場所 | 埼玉県川越市古谷本郷 |
航空機種類 | 回転翼機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
FUEL RELATED |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
INITIAL CLIMB |
人の死傷 | 負傷 |
航空機区分 | 回転翼航空機 |
型式 | ヒューズ式369D型 |
登録記号 | JA9386 |
運航者 | 株式会社エースヘリコプター |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2002年11月29日 |
概要 | 株式会社エースヘリコプター所属ヒューズ式369D型JA9386は、平成14年7月16日(火)、薬剤散布地へ空輸のため、同社川越ヘリポートから千葉県海上町内の場外離着陸場に向け14時25分ごろ離陸し、上昇中、近傍の水田に墜落した。 同機には、機長及び整備士の計2名が搭乗していたが両名とも重傷を負った。 同機は大破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、同機が離陸後上昇中の低高度でエンジンが停止したため、機長が、機体の降下及び姿勢制御をすることができないまま墜落したことによるものと推定される。 同機のエンジンが停止したことについては、同乗の整備士が、離陸直後、暑かった操縦室に、外気を取り入れようとエアーベント・ノブと誤って、表示の色は異なるが、配置の高さ、形状及び操作方法がほぼ同じである燃料シャットオフ・バルブ・ノブを引いてしまったため、エンジンに燃料が供給されなくなったことによるものと推定される。 なお、同乗の整備士が誤操作をしたことについては、操作の際、声を出すなどの方法を講じて機長の了承を得なかったことも関与したものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |