報告書番号 | 2003-1 |
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発生年月日 | 2002年05月03日 |
発生場所 | 静岡県庵原郡蒲原町富士川滑空場付近海上上空 |
航空機種類 | 滑空機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
ABRUPT MANEUVER |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 滑空機 |
型式 | レッド・メドニー・ポドニク・クノビーチェ式L-23スーパーグラニク型(滑空機、複座) |
登録記号 | JA2480 |
運航者 | 社団法人静岡県航空協会 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2003年01月31日 |
概要 | JA2480は、平成14年5月3日(金)、訓練のため、操縦教員及び操縦練習生の計2名が搭乗し、飛行機曳航により富士川滑空場を離陸した。富士川滑空場上空約800mで離脱し、完全失速からの回復訓練中において、12時15分ごろ両主翼を損傷した。 搭乗者の死傷 死傷者なし 航空機の損壊 機体 中破 火災発生なし |
原因 | 本事故は、同機による失速訓練の回復操作において、操縦教員が同機の設計運動速度以上の速度で引き起こしの操作を行ったため、制限荷重を超える上向きの荷重が同機に加わり、主翼を損傷させたことによるものと推定される。 操縦教員が設計運動速度以上の速度で引き起こしの操作を行ったのは、操縦練習生による失速からの回復操作が不適切であり、同機が失速から回復することなく落下し、その後、操縦教員が失速回復操作の一環で機首下げの操作を行った過程で、速度が増加したことによると考えられる。 なお、同機が失速から回復することなく落下したことについては、ディープ・ストールに陥っていた可能性が考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |