報告書番号 | 2002-3 |
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発生年月日 | 2001年04月08日 |
発生場所 | 岡山県邑久郡邑久町豆田 邑久滑空場付近 |
航空機種類 | 滑空機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) LOSS OF LIFTING CONDITIONS EN ROUTE |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
INITIAL CLIMB APPROACH |
人の死傷 | |
航空機区分 | 滑空機 |
型式 | グローブ式G103ツインⅢSL型 |
登録記号 | JA2554 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 機材故障 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2002年04月30日 |
概要 | 個人所属グローブ式G103 ツインⅢSL 型JA2554 (動力滑空機)(複座)は、平成13 年4 月8 日(日)、慣熟飛行のため、岡山県邑久郡邑久町豆田の邑久滑空場(以下「滑空場」という。)を離陸して上昇中、プロペラ駆動系統が故障したため、滑空場に引き返す途中、高度を失い、10 時22 分ごろ、滑空場の滑走路の南端から南南西約200m の河川敷の草地に着地した際、機体を損傷した。# 同機には、機長ほか同乗者1 名計2 名が搭乗していたが、死傷者はいなかった。 同機は中破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、同機が、離陸後の上昇中、プロペラ駆動用歯付ベルトが破断・脱落したため、滑空場に戻る途中、高度を失い、滑空場付近の河川敷に着地した際、機体を損傷したことによるものと推定される。# 同機が滑空場に到達できなかったことについては、機長は、プロペラが格納できなかったため最短の経路を選定したと考えられるが、格納できないプロペラが回転することによる風車抵抗が大きかったと考えられること及びベース・レグにおいて向かい風を受けたことにより、機長の予測以上に降下率が大きかったことが関与したものと推定される。# なお、歯付ベルトが破断したことについては、過大な荷重が掛かったことによることが考えられるが、過大な荷重が何によって生じたのかは、明らかにすることはできなかった。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
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