報告書番号 | 63-1 |
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発生年月日 | 1985年02月09日 |
発生場所 | 岩手県花巻空港 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
RUNWAY EXCURSION |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ダグラス DC-9-41 |
登録記号 | JA8441 |
運航者 | 東亜国内航空株式会社 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 1988年01月14日 |
概要 | 東亜国内航空株式会社所属ダグラス式DC-9-41型JA8441は、昭和60年2月9日19時01分ごろ、同社定期235便として花巻空港の滑走路20に着陸し、その後の滑走中、同滑走路を右へ逸脱し積雪上にかく座停止した。 同機には、乗客123名(幼児3名を含む。)と乗組員5名、計128名が搭乗していたが、死傷者はなかった。 同機は、中破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、同機が夜間降雪中の滑りやすい積雪滑走路において着陸滑走中に発生した左への変位を伴う右への偏向が増大し、修正操作が行われたがその効果がみられないままその後右へ逸走し、滑走路を右側へ逸脱したことによるものと推定される。 なお、同機の左への変位を伴う右への偏向の発生には、(1)当時、約9ノットの最大風速及び右からの風向変動を伴う横風状態であったこと、(2)ラダー操作が適切でなかったとみられること、(3)ハイ・リバース・スラストでの左右の不均衡、(4)マニュアルによるブレーキ操作の左右の不均衡等の関与が考えられる。また、右への偏向中、ラダーの修正操作に効果がみられなかったことについては、当時使用されていた大きなリバース・スラストによりラダー効果が著しく減少し、かつ、横滑り状態で最大限に使用されていたマニュアル・ブレーキにより主車輪のコーナリング・フォースが減少したことの関与が考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |