報告書番号 | AA2023-8-2 |
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発生年月日 | 2021年11月07日 |
発生場所 | 山口県山口市 深溝場外離着陸場 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
ABNORMAL RUNWAY CONTACT SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | 負傷 |
航空機区分 | 超軽量動力機 |
型式 | クイックシルバー式MXIIスプリントTop-R582L型(超軽量動力機、複座) |
登録記号 | JR1347 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | ハードランディングによる操縦者の負傷 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2023年11月30日 |
概要 | 同機は、令和3年11月7日(日)、山口県山口市深溝場外離着陸場で離陸中止操作中に浮揚した直後、ハードランディングした。同機には、操縦者のみが搭乗していたが、重傷を負った。 |
原因 | 本事故は、離陸中止操作として操縦者がスロットルレバーを戻した際、中速域で意図とは反対に エンジン出力が離陸出力まで増加し、急に機首を上げて浮揚したため、操縦者が直ちに着陸させようとして操縦桿を前に倒したことにより、機首下げ状態になって前輪から強く接地し、衝撃により機体が損傷するとともに、操縦者が負傷したものと考えられる。 中速域でエンジン出力が離陸出力まで増加し、急に機首を上げて浮揚したことについては、高速域と中速域で出力が逆転しており、高速域で離陸出力未満となる状態において、スロットルレバーがゆっくりと全開の位置から戻されたため、スロットルレバーが中速域に差し掛かった時に離陸出力を超えた可能性が考えられる。 高速域と中速域で出力が逆転したことについては、キャブレターの部品を交換する際に、エンジンの設計・製造者が発行するメンテナンスマニュアルとパーツカタログで指定されていない部品を使用したこと等の整備不良による可能性が考えられる。 |
死傷者数 | 搭乗者1名が重傷(右足大腿骨骨折等) |
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