報告書番号 | AA2024-7-1 |
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発生年月日 | 2021年08月01日 |
発生場所 | 仙台空港 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (NON-POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 小型機 |
型式 | パイパー式PA-46-350P型 |
登録記号 | JA4077 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 着陸時の機体損傷 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2024年09月26日 |
概要 | 個人所属パイパー式PA-46-350P型JA4077は、令和3年8月1日(日)11時33分ごろ、仙台空港へ着陸した際の着陸滑走中に機首が下がって前傾姿勢となり、プロペラ及び前部胴体下部が滑走路面に接触して機体を損傷した。 同機には、機長ほか同乗者1名計2名が搭乗していたが、死傷者はいなかった。 |
原因 | 本事故は、同機が着陸滑走中に、前脚を脚下げ状態に保持していたアクチュエーターを固定する左右の取付け部のうち、右側取付け部が破断したため、左側取付け部に前脚からの荷重が集中し、アクチュエーターを支持できなくなったエンジンマウントが変形して前脚が格納方向に倒れたものと認められる。前脚が格納方向に倒れたことにより、機体が前傾姿勢となって、プロペラ及び前部胴体下部が滑走路に接触して損傷するとともに、伸長した状態のアクチュエーターが突き当たって、防火壁が変形したものと認められる。 アクチュエーター右側取付け部が破断したことについては、過去に着陸等の衝撃による荷重によってアクチュエーター右側取付け部の内面側に起点となる亀裂が発生して、飛行が繰り返される過程で亀裂が進行したことによるものと考えられる。 アクチュエーター右側取付け部の内面側に起点となる亀裂が発生したことについては、内面側に腐食が発生したことが関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |