報告書番号 | AI2019-2-3 |
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発生年月日 | 2018年09月26日 |
発生場所 | 能登空港の南西約3kmの草地 |
航空機種類 | 滑空機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
OTHER SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (NON-POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 滑空機 |
型式 | ヴァレンティン式タイフーン17EⅡ型(動力滑空機、複座) |
登録記号 | JA2451 |
運航者 | 学校法人日本航空学園 (法人番号 6090005001698) |
事故等種類 | 不時着時の脚損傷による航行不能 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2019年03月28日 |
概要 | 学校法人日本航空学園所属ヴァレンティン式タイフーン17EⅡ型JA2451は、平成30年9月26日(水)、耐空検査前の確認飛行のため、能登空港を離陸し飛行中、電気系統に不具合を生じ、滑空により同空港に引き返そうとしたが、約3km手前の草地に不時着し、脚を損傷して航行不能となった。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が不整地に不時着した際にブレーキが片効きして左横を向いて急減速し停止したため、右主脚及び前脚を損傷し、航行不能になった可能性が考えられる。 同機が不整地に不時着したことについては、電力供給の喪失により同空港へ引き返す途中で、機長が、異臭及び白煙を認めたため、エンジンを停止し滑空に移ったが、滑走路まで到達できないと判断したことによるものと考えられる。 機長が認めた異臭及び白煙については、バッテリーが適切に取り付けられていなかったこと、及びバッテリー配線の被覆の不具合が飛行前の点検で発見されなかったことから、バッテリー配線の芯線と取付金具が接触して短絡したことにより生じたものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |