報告書番号 | AI2017-7-2 |
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発生年月日 | 2017年04月06日 |
発生場所 | 石川県小松市上空、高度約20,000ft(約6,100m) |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
FIRE/SMOKE (NON-IMPACT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 小型機 |
型式 | ビーチクラフト式B200型 |
登録記号 | JA01EP |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 航空機内における煙の発生 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2017年12月21日 |
概要 | 個人所属ビーチクラフト式B200型JA01EPは、平成29年4月6日(木)、訓練のため、岐阜飛行場から小松VORTAC経由で高松空港に向けて飛行中、機内に焦げるような臭い及び煙が発生した。その後、右席ウィンドシールド全体に亀裂が生じたため引き返し、10時41分に岐阜飛行場に着陸した。 |
原因 | 本重大インシデントは、右席ウィンドシールドヒーターのターミナルブロックのスクリューに緩みが生じていたため、接点の電気抵抗が増大してターミナルブロックが過熱したことで、周辺の可燃物及び部品が焼損し、機内に煙が発生したことによるものと考えられる。 ターミナルブロックのスクリューに緩みが生じたことについては、ウィンドシールド交換時の締め付けトルクが不十分だったため、運航中の機体の振動により、緩みが徐々に大きくなった可能性が考えられる。 さらに、繰り返し生じていた不具合やその兆候に対応しなかったことが、本重大インシデントの発生に関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
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情報提供 | |
動画(WMV) |