報告書番号 | AA2016-3-1 |
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発生年月日 | 2014年10月12日 |
発生場所 | 調布飛行場 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
ABNORMAL RUNWAY CONTACT SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (NON-POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 小型機 |
型式 | パイパー式PA-28R-201T型 |
登録記号 | JA59FB |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 胴体着陸による機体損傷 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2016年04月28日 |
概要 | 個人所属パイパー式PA-28R-201T型JA59FBは、平成26年10月12日(日)16時41分ごろ調布飛行場滑走路17へ着陸した際、胴体着陸となり、機体を損傷した。 同機には、機長ほか同乗者2名の計3名が搭乗していたが、死傷者はいなかった。 同機は中破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故は、同機の発電機が飛行中に故障し、機長がこれに気付くのが遅れて、バッテリーのみを使用した飛行が継続された結果、バッテリー電圧が低下していた状態であったにもかかわらず、非常脚下げ操作が行われなかったため、脚が下がらず胴体着陸となり機体を損傷したことによるものと推定される。 非常脚下げ操作が行われなかったことについては、機長が、通常操作で脚が下がっていると思い込み、同機の飛行規程に記載された非常操作手順の確認及び実施が適切に行われなかったことによるものと考えられる。 機長が、発電機故障に気付くのが遅れたことについては、同機の発電機アナンシエーターライトが故障により点灯しない状況であったこと、及び機長が右前席に着座していたため、左前席前方の計器盤に装備されている電流計が確認しづらい状況であったことが関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |