報告書番号 | AI2015-2-1 |
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発生年月日 | 2013年05月06日 |
発生場所 | 大阪国際空港A4誘導路上 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
FIRE/SMOKE (NON-IMPACT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
TAXI |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボンバルディア式CL-600-2B19型 |
登録記号 | JA206J |
運航者 | 株式会社ジェイエア |
事故等種類 | 発動機防火区域内における火炎の発生 |
報告書(PDF) | 公表/説明資料 |
公表年月日 | 2015年02月26日 |
概要 | 株式会社ジェイエア所属ボンバルディア式CL-600-2B19型JA206Jは、平成25年5月6日(月)、運送の共同引受をしていた日本航空株式会社の定期2362便として、大分空港を離陸し、大阪国際空港の滑走路32Rに着陸した。着陸後に誘導路を自走中、12時15分ごろ、右エンジン火災検知装置故障の注意メッセージが表示された、それに引き続き右エンジン火災の警告メッセージが表示された。同機の乗員は、自走を継続しながらエンジン火災の警告メッセージに対処し、同機はそのまま駐機場へ入った。飛行後の整備作業において、当該発動機の防火区域内に火炎が発生した痕跡が発見された。 同機には、機長ほか2名の乗員及び乗客52名(うち、幼児3名)の計55名が搭乗していたが、負傷者はいなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、右エンジンのマニホールドと14番インジェクターを接続するBナットが緩んだため、その部分から漏れた燃料がエンジンの熱により発火し、発動機防火区域内で火炎が発生したものと推定される。 Bナットが緩んだことについては、Bナットの締付け力が不足していたため、エンジンの振動などにより徐々に緩みが発生した可能性が考えられるが、緩みの原因を特定することはできなかった。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | 勧告 |
情報提供 | 国土交通省航空局への情報提供 |
動画(WMV) |