報告書番号 | AI2014-1-1 |
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発生年月日 | 2012年11月25日 |
発生場所 | 鹿児島県三島村 薩摩硫黄島飛行場 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
RUNWAY EXCURSION LOSS OF CONTROL-GROUND SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (NON-POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 小型機 |
型式 | 富士重工式FA-200-180型 |
登録記号 | JA3689 |
運航者 | 個人 |
事故等種類 | 着陸時の滑走路逸脱 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2014年01月31日 |
概要 | 個人所属の富士重工式FA-200-180型JA3689が、平成24年11月25日(日)11時40分ごろ薩摩硫黄島飛行場に着陸した際、左ブレーキが効かなくなり、機長が意図して右ブレーキを強く踏んだため、機体が滑走路を右に逸脱し、草地で前転して背面状態で停止した。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機の左ブレーキが効かなくなり、機長が意図して右ブレーキを強く踏んだため、機体が滑走路を右に逸脱し、草地で前転して停止し、自ら地上走行できなくなったことにより発生したものと推定される。 同機の左ブレーキが効かなくなったのは、ブレーキ系統の左マスターシリンダーのOリングが摩耗し、マスターシリンダー内の密閉性を保てず、ブレーキ作動油圧をブレーキライニングに十分伝えることができなくなったためと推定される。 Oリングが摩耗したことは、経年劣化による可能性が考えられる。 |
死傷者数 | 1名軽い打撲(同乗者) |
勧告・意見 | 勧告 |
情報提供 | |
動画(WMV) |