報告書番号 | AI2013-4-1 |
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発生年月日 | 2011年07月08日 |
発生場所 | 東京国際空港の北西約79km、高度8,500m付近 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
INITIAL CLIMB |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング式767-300型 |
登録記号 | JA8674 |
運航者 | 全日本空輸株式会社 |
事故等種類 | エンジン内部の破損 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2013年10月25日 |
概要 | 全日本空輸株式会社(以下「同社」という。)所属ボーイング式767-300型JA8674(以下「同機」という。)は、平成23年7月8日、同社の定期883便として、富山空港に向けて、東京国際空港を09時08分に離陸した。 同機は、09時19分ごろ、高度約8,500m付近において、第1(左側)エンジン(以下「同エンジン」という。)から異音及び振動が発生したため、同エンジンを停止して引き返し、管制上の優先権を得て、09時51分に東京国際空港に着陸した。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が飛行中、疲労の影響によって第2段HPTブレードの1枚が破断したことにより、破断した破片が後段のLPTブレード等に2次的衝撃を与えたためLPT全軸にわたって破損したことによるものと推定される。 タービン・ブレードの疲労亀裂が進展したのは、前回修理時の過度なブラスト作業によりシャンク部の肉厚が薄くなっていたことから、作用する応力が相対的に増大したことが関与した可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |