報告書番号 | AI2011-3-1 |
---|---|
発生年月日 | 2009年06月23日 |
発生場所 | 山口県光市付近上空、高度約33,000ft |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (NON-POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | エアバス・インダストリー式A300B4-600R型 |
登録記号 | HL7240 |
運航者 | 株式会社大韓航空 |
事故等種類 | 気圧の異常低下 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2011年03月25日 |
概要 | 株式会社大韓航空所属エアバス・インダストリー式A300B4-600R型HL7240は、平成21年6月23日(火)、同社の定期KAL755便として、19時04分(日本標準時、以下同じ。)、済州(チェジュ)国際空港を離陸し中部国際空港に向かった。19時36分ごろ、山口県光市付近上空、高度約33,000ftにおいて、機内与圧の低下を示す計器表示があり、乗客用酸素マスクを落下させた。同機は、航空交通管制上の優先権を要請し、緊急降下を実施のうえ飛行を継続し、20時35分に中部国際空港に着陸した。 同機には、機長ほか副操縦士1名、客室乗務員8名及び乗客154名の計164名が搭乗していたが、負傷者はいなかった。機体の損壊はなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が高度約33,000ftを巡航中に、エアコン・システムが2つとも停止したため、機内与圧が低下したことによるものと推定される。 2つのエアコン・システムが停止したのは、No.1ファン・エアー・バルブ及びNo.2ニューマティック・コントローラーの不具合により、2系統のエンジン・ブリード・バルブがどちらも閉止したことによるものと推定される。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |