報告書番号 | AI2011-2-1 |
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発生年月日 | 2009年03月25日 |
発生場所 | 長崎県長崎空港滑走路32の最終進入経路上 |
航空機種類 | |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
RUNWAY INCURSION |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
APPROACH TAXI |
人の死傷 | |
航空機区分 | 小型機 大型機 |
型式 | パイパー式PA-28R-201型(エアフライトジャパン)、ボンバルディア式DHC-8-201型(オリエンタルエアブリッジ) |
登録記号 | JA4193-JA802B |
運航者 | エアフライトジャパン株式会社、オリエンタルエアブリッジ株式会社 |
事故等種類 | 使用中滑走路誤進入 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2011年02月25日 |
概要 | エアフライトジャパン株式会社所属パイパー式PA-28R-201型JA4193は、平成21年3月25日(水)、連続離着陸訓練のため、長崎空港の滑走路32(B滑走路)の使用許可を受けて進入中であった。一方、オリエンタルエアブリッジ株式会社所属ボンバルディア式DHC-8-201型JA802Bは、同社の定期311便として、福江空港に向けて離陸許可を受け、誘導路T2を経由して滑走路32に進入した。JA4193は、滑走路32に進入したJA802Bに気付き、10時11分ごろ復行した。 JA4193には、教官ほか訓練生、オブザーバーの計3名が、JA802Bには、機長ほか乗務員2名、乗客29名の計32名が搭乗していたが、両機の搭乗者に死傷者はなく、航空機の損壊もなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、先にTGL許可を受領したA機が滑走路32に進入中、タワーがA機の存在を失念して出発機であるB機にも同じ滑走路32からの離陸許可を発出し、B機がA機の存在に気付くことができないまま滑走路32に進入したため、既に滑走路の使用許可を受けていたA機が、B機が使用中の滑走路に着陸を試みる状況となったことにより発生したものと推定される。 タワーがA機の存在を失念したことについては、取り扱い航空機の少ない時間帯にあって、管制塔内の他の2名の管制官との話し合いに意識が向くうち、航空機の継続的視認がなされなかったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |