報告書番号 | AI2009-6-1 |
---|---|
発生年月日 | 2007年12月18日 |
発生場所 | 島根県出雲空港滑走路付近 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
RUNWAY EXCURSION |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | サーブ・スカニア式SAAB340B型 |
登録記号 | JA001C |
運航者 | 日本エアコミューター株式会社 |
事故等種類 | 滑走路逸脱 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2009年08月28日 |
概要 | 本件は、航空法施行規則第166条の4第3号に規定された「滑走路からの逸脱(航空機が自ら地上走行できなくなった場合に限る。)」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。 日本エアコミューター株式会社所属サーブ・スカニア式SAAB340B型JA001Cは、平成19年12月18日(火)11時26分ごろ、同社の定期2345便として出雲空港滑走路25に着陸した際、同滑走路右側(北側)に逸脱し、さらに右側に偏向しながら走行し、エプロン上で停止した。 同機には、機長ほか乗務員2名、乗客34名の計37名が搭乗していたが、負傷者はなかった。 同機は小破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機において、接地とほぼ同時に左プロペラがコースン・ピッチとなり、走行中に右方向に機首が偏向していった際に、偏向を止め、さらには修正するために必要な操縦操作が行われなかったため、滑走路から逸脱し、前脚が破損して、自ら地上走行できなくなったものと推定される。 左プロペラがコースン・ピッチになったことについては、接地前に行われたパワーレバー操作によりオートコースンが作動したことによるものと推定される。 なお、前脚の破損は、滑走路に平行して設けられた排水溝に衝突したことによるものと推定される。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |