報告書番号 | AA2008-5-1 |
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発生年月日 | 2007年03月13日 |
発生場所 | 高知県高知空港 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (NON-POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
LANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボンバルディア式DHC-8-402型 |
登録記号 | JA849A |
運航者 | エアーセントラル株式会社 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2008年05月28日 |
概要 | エアーセントラル株式会社所属ボンバルディア式DHC-8-402型JA849Aは、平成19年3月13日(火)、運送の共同引受をしていた全日本空輸株式会社の定期1603便として、08時21分に大阪国際空港を離陸し、目的地である高知空港へ前脚が下りない状態で着陸し、前方胴体下部を損傷した。 同機には、機長ほか乗務員3名、乗客56名、計60名が搭乗していたが、負傷者はなかった。 |
原因 | 本事故は、飛行中の通常操作及び代替操作による脚下げ操作にもかかわらず、前脚ドアが閉じたままであったために前脚が下りず、この状態で同機が着陸した際に前方胴体下部が滑走路表面に接触し、損傷したことによるものと認められる。 前脚ドアが開かなかったことは、前脚ドア開閉リンク機構の一部を構成するトグル・リンクのヒンジ部からのスペーサーが抜け出して、サポート・フィッティングと干渉し、トグル・リンクの動きが阻害され、かつ、このため前脚ドア開閉リンク機構全体の動きが拘束されたことによるものと認められる。 スペーサーが抜け出したことは、ボルト、ナット等が装着されていなかったことから同機の運航期間中に前脚の上げ下げ、機体振動、機体加速度等の影響を受けて、トグル・リンクからスペーサーが徐々に機体後方へ抜け出す向きの力が働いたことによるものと推定される。ボルト、ナット等が装着されていなかったことは、航空機製造過程の不具合修理において、それらの部品の再取り付けが行われなかったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |