報告書番号 | AI2007-2-1 |
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発生年月日 | 2005年07月04日 |
発生場所 | 新千歳空港南約3km、高度約1,300ft |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング式747-200B型 |
登録記号 | N714CK |
運航者 | カリタ航空(米国) |
事故等種類 | 機材故障 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2007年05月25日 |
概要 | カリタ航空所属ボーイング式747-200B型N714CKは、平成17年7月4日(月)、同社の不定期825便(貨物便)として、アンカレッジ国際空港へ向けて10時51分新千歳空港を離陸した。離陸後の10時52分ごろ、No.3エンジンの火災警報灯が点灯し、警報音が鳴った。機長は当該エンジンを停止し、消火装置を作動させた後、機体重量を最大着陸重量以下にするために燃料を投棄、目的地を変更して12時09分、新千歳空港に着陸した。 着陸後、No.3エンジンの右側カウリングに損傷が確認された。 同機には、機長ほか運航乗務員3名及び整備士2名計6名が搭乗していたが、負傷者はなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機が離陸上昇中、No.3エンジンのエンジン・カウリング内で、No.3燃料ノズルと一次燃料チューブ取付部から燃料が漏れ、エンジンナセル内に噴出したため、これがエンジン・ケースの高温部分に触れて発火し、発動機防火区域内における火炎となったことによるものと推定される。 燃料漏れが発生したことについては、燃料ノズル交換作業の際に、取付部が変形している燃料チューブを取り付けたことにより、時間の経過につれて隙間が発生したこと及びOリング取付部の閉塞機能が適正でなかったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |