報告書番号 | AI2006-2-1 |
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発生年月日 | 2004年07月15日 |
発生場所 | 大阪国際空港 |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
FIRE/SMOKE (NON-IMPACT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
STANDING |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング式747-400D型 |
登録記号 | JA8099 |
運航者 | 全日本空輸株式会社 |
事故等種類 | その他 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2006年03月31日 |
概要 | 本件は、航空法施行規則第166条の4第9号に規定された「航空機内における火炎又は煙の発生及び発動機防火区域内における火炎の発生」に該当し、航空重大インシデントとして取り扱われることとなったものである。 全日本空輸株式会社所属ボーイング式747-400D型JA8099は、平成16年7月15日(木)、同社の定期31便として、東京国際空港を離陸し、15時54分に大阪国際空港に着陸した。その後、補助動力装置を始動して、スポット・イン後、キャビン後方の客室乗務員より、異臭が報告された。点検の結果、機体後方貨物搭載室左側面の汚水タンク裏側で、14本の電線の焼損が発見された。 搭乗者の負傷 なし 航空機の損壊 機体 小破 火炎発生あり |
原因 | 本重大インシデントは、電線のクランプが外圧により変形し、ブラケットがクランプのラバー部を破り、クランプ内を通る電線の被膜を破り、補助動力装置始動時に、被膜の破れた電線とブラケットが電気的に短絡状態となり、短絡電流又はその離れる際のアーク放電のため、電線及び断熱材を焼損させ、航空機内における火炎の発生となったことによるものと考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |