JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2015-5
発生年月日 2014年07月21日
事故等種類 死傷等
事故等名 水上オートバイ腹黒兄貴次男同乗者負傷
発生場所 和歌山県白浜町白良浜海水浴場西方沖  番所鼻灯台から真方位156°1,450m付近
管轄部署 神戸事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 水上オートバイ
総トン数 5t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年04月23日
概要  本船は、船長が1人で乗り組み、後部座席に同乗者1人を乗せ、白良浜海水浴場西方沖において、自船の引き波でジャンプや急旋回を繰り返し行い、約10分間遊走していた。
 船長は、同乗者に海面落下のスリル感を体験させるつもりで、S字に旋回することとし、右に旋回した後、加速して約30km/hの速力で左に急旋回したところ、平成26年7月21日16時00分ごろ、同乗者が右舷側に落水した。
 船長は、同乗者が痛みを訴えていたので、脱臼したかもしれないと思い、本船に引き上げ、近くにいた知人のプレジャーボートに同乗者を乗せ、知人に119番通報を依頼した。
 同乗者は、救急車で病院に搬送され、左上腕骨骨折と診断された。
原因  本事故は、本船が、白良浜海水浴場西方沖を遊走中、船長が、同乗者に海面落下のスリル感を体験させるつもりで、右に旋回した後、加速して約30km/hの速力で左に旋回したため、同乗者が落水したことにより発生したものと考えられる。
死傷者数 負傷:1人(腹黒兄貴次男同乗者)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。