JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2015-4
発生年月日 2013年09月11日
事故等種類 死傷等
事故等名 貨物船GREEN HOPE作業員負傷
発生場所 兵庫県姫路市姫路港中島3号岸壁  姫路市所在の飾磨東第2防波堤灯台から真方位160°540m付近
管轄部署 事務局
人の死傷 負傷
船舶種類 貨物船
総トン数 10000~30000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2015年03月26日
概要  貨物船GREEN HOPEは、船長ほか20人が乗り組み、姫路港中島3号岸壁で木材の揚げ荷役中、平成25年9月11日17時00分ごろ、1号デッキクレーンが倒れて操縦者が負傷した。
原因  本事故は、本船が姫路港中島3号岸壁において、木材の揚げ荷役 中、本件ボルトが疲労破断したため、全負荷を受けた残りの据付ボルトも全て破断して本件クレーンが倒れ、操縦席が本件ハッチカバーに当たったことにより発生したものと考えられる。
 本件ボルトが疲労破断したのは、一部の本件ボルトが緩んだ状態で荷役が繰り返されたことによる可能性があるものと考えられる。
 一部の本件ボルトが緩んだ状態で荷役が繰り返されたのは、D社が取扱説明書に記載されていた緩み点検の実施を本船に指示していな かったことによる可能性があるものと考えられる
死傷者数 負傷:1人(操縦者)
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。