JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2012-1
発生年月日 2010年02月13日
事故等種類 衝突
事故等名 貨物船TY EVER貨物船LOFTY HOPE衝突
発生場所 関門港関門航路の福岡県北九州市門司区門司埼西方沖 門司埼灯台から真方位267°620m付近
管轄部署 事務局
人の死傷
船舶種類 貨物船:貨物船
総トン数 3000~5000t未満:500~1600t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2012年01月27日
概要  貨物船TY EVERは、船長ほか13人が乗り組み、関門港関門航路を東進中、貨物船LOFTY HOPEは、船長ほか9人が乗り組み、同航路を西進中、平成22年2月13日07時41分ごろ両船が衝突した。
 TY EVERには、船首部に破口などが、LOFTY HOPEには、左舷後部外板に破口などが生じたが、両船とも死傷者はいなかった。
原因  本事故は、関門港関門航路において、A船が東進中、B船が西進中、船長Aが、関門橋付近で先行するC船に接近したため、C船を避けようとして左転したのち、関門航路に沿う針路に戻そうとしたが、右転できず、A船がB船の前路に向けて航行し、両船が衝突したことにより発生したものと考えられる。
 A船がC船に接近したのは、船長Aが、C船を視認し、A船との速力差からA船が関門橋東方の広い海域でC船を追い越すことになるものと思い込み、速力を保持して航行したことによるものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。