報告書番号 | 62-7 |
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発生年月日 | 1986年07月30日 |
発生場所 | 宮崎県北諸県郡山之口町 |
航空機種類 | |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (NON-POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
MANEUVERING |
人の死傷 | 負傷 |
航空機区分 | 回転翼機 |
型式 | ヒラー UH-12E |
登録記号 | JA7630 |
運航者 | 日本農林ヘリコプター株式会社 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 1987年11月27日 |
概要 | 日本農林ヘリコプター株式会社所属ヒラー式UH-12E型JA7630は、昭和61年7月30日、宮崎県北諸県郡山之口町富吉の水田において、薬剤散布のため飛行中、07時53分ごろ、突然機体後方から大きな連続した異音が発生し、飛行の継続が不能となり、約5メートルの高さから水田に墜落した。 同機には、機長のみが搭乗しており、軽傷を負った。同機は、中破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故の原因は、トランスミッション潤滑系統において、フィルタ・ハウジングのバイパス・バルブを通過した異物により、オイル・ジェット・ノズル孔が詰まり、極端な潤滑不足状態に陥り、過熱して焼き付きを起こした結果、第2段プラネト・ギヤが破損して、エンジン出力がメイン・ロータとテール・ロータに十分伝達されなくなったため、飛行の継続が不能となったことによるものと推定される。 なお、トランスミッションの潤滑系統内に異物が生じたことについては、同系統のオイル・フィルタの取り扱いに適切を欠いたことが関与したものと推定される。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |