報告書番号 | 59-1-10 |
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発生年月日 | 1982年11月29日 |
発生場所 | 長崎県福江市 |
航空機種類 | |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
CONTROLLED FLIGHT INTO OR TOWARD TERRAIN |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
MANEUVERING |
人の死傷 | 死亡:負傷 |
航空機区分 | 回転翼機 |
型式 | ベル 212 |
登録記号 | JA9535 |
運航者 | 海上保安庁 |
事故等種類 | |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 1984年02月15日 |
概要 | 海上保安庁所属ベル式212型JA9535(回転翼航空機)は、昭和57年11月29日、長崎県福江市の男女群島女島灯台へ交代の航路標識事務所職員(航標識員)を輸送するため飛行中、12時04分ごろ女島の北東約4.4キロメートルにある男島(島頂234メートル)の東側斜面に墜落した。 同機には、乗組員5名、同乗者(航標識員)4名の計9名が搭乗していたが、2名(乗組員)が死亡、5名(乗組員2名、同乗者3名)が重傷、2名(乗組員、同乗者)が軽傷を負った。同機は、大破したが火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故の推定原因は、航路標識職員を輸送のため飛行中、悪天候に遭遇したことにより、機長が目的地への飛行を断念し、中継地への反転の際、激しい風雨による乱気流と視程障害の中で機位を正確に把握できず、かつ、男島を視認できないまま右への上昇旋回を実施し、同島の東側斜面に激突したことによるものと認められる。 なお、同機が悪天候に遭遇したことについては、同機と目的地間の通信が当時相手局が窪地に移動していたことによる地形的な影響で一時中断されたため、目的地の気象急変に関する情報の入手が遅れたことの関与が考えられる。 |
死傷者数 | |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |