報告書番号 | AI2015-7-1 |
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発生年月日 | 2012年10月20日 |
発生場所 | 東京国際空港西約37km、高度約13,000ft |
航空機種類 | 飛行機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 大型機 |
型式 | ボーイング式737-800型 |
登録記号 | JA342J |
運航者 | 株式会社ジャルエクスプレス |
事故等種類 | エンジン内部の破損 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2015年10月29日 |
概要 | 株式会社ジャルエクスプレス所属ボーイング式737-800型JA342Jは、平成24年10月20日、運送の共同引受をしていた日本航空株式会社の定期1471便として松山空港へ向けて東京国際空港を19時36分に離陸した。 同機は、離陸上昇中、高度約13,000ftにおいて、第1(左側)エンジンの回転数の低下及び排気ガス温度の上昇を示す計器の表示があったため、同エンジンを停止して引き返し、管制上の優先権を得て、20時10分に東京国際空港に着陸した。 |
原因 | 本重大インシデントは、同機の第5段高圧コンプレッサー(HPC)の全ブレード先端がHPCケースに接触したため、ブレードの根元に強い負荷が加わって亀裂が生じ、飛行サイクルに伴う繰り返し荷重により亀裂が進行し、連鎖的な全ブレード破断に至るブレードの破断が発生したことで、エンジン内部の大規模な破損に至ったものと推定される。 第5段HPCの全ブレード先端がHPCケースに接触したことについては、第5段HPCケース最下部の空洞に水がたまった影響により第5段HPCブレード先端とケースの間隔が狭くなったことに加えて、本重大インシデント発生時に第5段HPCブレード先端とケースの間隔が何らかの原因で通常より狭い状態になっていた可能性が考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |