報告書番号 | AI2016-1-2 |
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発生年月日 | 2012年10月10日 |
発生場所 | 愛知県名古屋市上空 |
航空機種類 | |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
AIRPROX/TCAS ALERT/LOSS OF SEPARATION/NEAR MIDAIR COLLISIONS/MIDAIR COLLISIONS |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 回転翼航空機 大型機 |
型式 | ベル式206B型(回転翼航空機)、三菱式MU-300型 |
登録記号 | JA9745-JA30DA |
運航者 | 中日本航空株式会社、ダイヤモンドエアサービス株式会社 |
事故等種類 | 接近 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2016年01月28日 |
概要 | 中日本航空株式会社所属ベル式206B型JA9745は、平成24年10月10日(水)、10時13分に名古屋飛行場を離陸し、鈴鹿山脈の東側の陸地上空に同山脈に沿って設定された民間訓練試験空域CK1-3に向うため、針路を西南西にとり高度2,000ftをVFRで飛行中であった。 一方、ダイヤモンドエアサービス株式会社所属三菱式MU-300型JA30DAは、9時39分に名古屋飛行場を離陸し、渥美半島南方海上の上空に設定された自衛隊高高度訓練/試験空域Kでの訓練を終了した後、名古屋飛行場へ帰還するため高度2,000ftをVFRで飛行中であった。 JA30DAは、11時22分ごろ、名古屋飛行場管制所の航空管制官から同飛行場の南西7.3nmに位置する万場大橋上空での待機を指示され、同橋上空において左旋回中にJA9745の左後方から接近してその左側を追い越した。 JA9745には機長のほか操縦訓練生2名の計3名が、JA30DAには機長及び副操縦士のほか5名の計7名が搭乗していたが、両機とも負傷者及び機体の損傷はなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、JA30DAが、JA9745の方位及び飛行高度の情報を管制機関から与えられていたが、JA9745を視認することができずに飛行を継続していたため、両機が接近することになったものと推定される。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | 国土交通省航空局への情報提供 |
動画(WMV) |