報告書番号 | 01-4 |
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発生年月日 | 2000年03月27日 |
発生場所 | 群馬県利根郡片品村 |
航空機種類 | 回転翼機 |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
SYSTEM/COMPONENT FAILURE OR MALFUNCTION (POWERPLANT) |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
INITIAL CLIMB |
人の死傷 | 負傷 |
航空機区分 | 回転翼航空機 |
型式 | 富士ベル式204B-2型 |
登録記号 | JA9145 |
運航者 | 新日本ヘリコプター株式会社 |
事故等種類 | 機材故障 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2001年07月27日 |
概要 | 新日本ヘリコプター株式会社所属富士ベル式204B-2型JA9145 (回転翼航空機)は、平成12年3月27日(月)、人員輸送のため、群馬県利根郡片品村の大清水場外離着陸場から同村沼山荘場外離着陸場まで飛行し、沼山荘場外離着陸場で人員を5 名降機させた。その後、同機は、帰投のため、大清水場外離着陸場に向けて離陸したが、離陸直後にエンジンに異常が発生し、沼山荘場外離着陸場付近の尾瀬沼岸辺に、10 時57 分ごろ、不時着した。 同機には、機長、同乗操縦士、整備士計3名が搭乗していたが、機長及び同乗操縦士が重傷を負った。 同機は大破したが、火災は発生しなかった。 |
原因 | 本事故の原因は、以下によるものと推定される。 (1)同機が離陸直後、エンジンのパワーシャフト・ボルトが破断したためエンジンが急激に停止し、不時着する際、メインローターが樹木に接触して破損し、ローターの回転速度も低下した。 (2)そのため、同機が雪面に接地の際、大きな垂直荷重が発生し、機体が大破するとともに、機長及び同乗操縦士計2名が重傷を負った。 なお、パワーシャフト・ボルトが破断したことについては、同ボルトに製造工程で生じた異常組織 (介在物)が存在していたため、ボルトの強度が不足していたことによるものと推定される。 |
死傷者数 | |
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