報告書番号 | AI2011-3-3 |
---|---|
発生年月日 | 2009年02月17日 |
発生場所 | 鹿児島県鹿屋市(かのやし)鹿屋飛行場から北北東約8nmの上空 |
航空機種類 | |
事故等種別の分類 (Occurrence Category) |
AIRPROX/TCAS ALERT/LOSS OF SEPARATION/NEAR MIDAIR COLLISIONS/MIDAIR COLLISIONS |
飛行の段階 (Phase of Flight) |
EN ROUTE |
人の死傷 | |
航空機区分 | 回転翼航空機 小型機 |
型式 | 川崎ヒューズ式OH-6D型(回転翼航空機)(海上自衛隊第211教育航空隊)、セスナ式172P型(新日本航空) |
登録記号 | JN8776-JA4061 |
運航者 | 海上自衛隊第211教育航空隊、新日本航空株式会社 |
事故等種類 | 接近 |
報告書(PDF) | 公表 |
公表年月日 | 2011年03月25日 |
概要 | JN8776は学生訓練のため、鹿屋飛行場の北東に位置する笠之原訓練エリアにおいて訓練飛行を実施していた。 一方、新日本航空株式会社所属セスナ式172P型JA4061は、鹿屋市からの依頼による航空撮影のため、笠之原訓練エリア付近を飛行していた。 両機は平成21年2月17日12時33分ごろ鹿屋飛行場から北北東約8nm、高度約2,500ft付近において互いに接近した。 JN8776はJA4061を左上方に視認し、右下方に回避操作を行ったが、JA4061はJN8776を視認していなかったため回避操作を行わなかった。JN8776には操縦教官及び操縦練習生の2名が、JA4061には機長及びカメラマンの2名が搭乗していたが、両機とも負傷者及び機体の損傷はなかった。 |
原因 | 本重大インシデントは、両機の飛行経路が衝突コース又はこれに近いコース上にあったにもかかわらず、A機の後方にいたB機がA機を視認することなくA機に接近し、一方、A機も8時半方向に接近するまでB機を視認することができなかったため、両機の回避操作が遅れたことによるものと推定される。 両機が互いに相手機を視認できなかったことについては、A機の訓練空域・訓練内容が公示されていなかったこと、事前調整において書類の授受に関する齟齬があったこと及びタワーが位置情報を与えていたにもかかわらず両機が互いに相手機の位置を誤認していたことにより十分な見張りを行っていなかったことが関与したものと考えられる。 |
死傷者数 | なし |
勧告・意見 | |
情報提供 | |
動画(WMV) |