第1章 最近の海難審判庁の動き 1/11
第1節 海難調査の国際協力体制の強化
 近年、国際社会において、海難調査に際し国際協力が必要であるという認識が高まっており、国際海事機関(IMO)では、平成9年に「海難及び海上インシデントの調査のためのコード」が採択され、海難調査における新たな国際協力体制の構築と、そのための共通手法に関する検討が進められています。
このような状況の下、海難審判庁は、海難原因を明らかにする我が国唯一の海難調査機関として、特にアジア地域における海難調査体制の強化を推進し、海運先進国としての日本の国際的な責務を果たすため、積極的に国際協力による海難調査体制の構築を図っているところです。



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       表紙     海難レポート2003概要版
メッセージ-CONTENTS-外国船の海難-最近の海難審判庁の動き-海難審判庁のしごと-裁決における海難原因-海難分析-資料編
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