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H丸 : 油タンカー 99トン 乗組員3人 重油210キロリットル 関門港小倉区→関門港下関区
船長:34歳 五級海技士(航海)免許 海上経験16年 H丸乗船経験5年
S号 : 貨物船(パナマ籍) 4,018トン 乗組員22人 コンテナ1,800トン 中国上海 →
京浜港横浜区
船長:41歳(国籍 中国) 海上経験21年 船長経験5年 (通峡経験船長として100回くらい)
発生日時場所 : 平成16年6月3日13時39分 砂津航路北東の関門航路
気象海象 : 晴 北東風 風力2 視界良好 下げ潮末期 東流2.5ノット
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海難の概要 http://www.mlit.go.jp/maia/04saiketsu/16nen/moji/mj1612/16mj102yaku.htm (本海難の裁決書)
H丸は,内航船の燃料油補給に従事する国際信号旗の備え付けを要しない油タンカーで,砂津航路を出航中,関門航路を航行するS号と出会うおそれがあったが,S号の進路を避けないで関門航路を横断進行し,一方,S号は,関門航路に沿って東行中,砂津航路から関門航路に入航するH丸を認め,動静監視を行いながら進行し,H丸に避航する気配がなかったが警告信号を行わずに続航し,衝突した。
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関門航路航行船が優先です!(特定航法)
(港則法施行規則第39条第1項第7号)
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関門港では,関門航路とその他の航路を航行する船舶とが出会うおそれがある場合,その他の航路を航行する船舶は関門航路を航行する船舶の進路を避けなければいけません。
その他の航路から関門航路に入航する船舶は,早期に減速するなどして,確実に避けてから入航しましょう!
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