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S丸:油送船 998トン 全長81m 乗組員8人 C重油2,008kl 岡山県水島港→関門港 
  
船長:50歳 四級海技士(航海)免許 海上経験30年 船長歴14年 甲板長:63歳 S丸乗船後2か月
A号:コンテナ船(ドイツ連邦共和国籍)4,450トン 全長99m 乗組員13人(国籍 ウクライナ4人,フィリピン9人)
    コンテナ1,069トン 広島県福山港→広島港 
(水先人なし) 
  
船長:国籍 ウクライナ 42歳 海上経験24年
発生日時場所:平成17年5月12日23時35分 来島海峡西水道
気象海象:晴 風力1 北西風 上げ潮末期 南流5.8ノット

海難の概要
 夜間,来島海峡航路西水道を第三船,A号,第四船,S丸の順で北上中,S丸は,第四船の右舷側を追い越した後,針路を馬島寄りに転じて減速し,A号の右舷側を追い越すことにした。S丸は,馬島に接近していたので,圧流に注意して少し左転したところ,A号の船尾に急接近,一方,A号は,後方から接近するS丸の動静を監視しながら,先航する第三船との船間距離を保持するため減速して進行した。A号は,接近するS丸に信号灯などで注意喚起したものの,左舷船首近距離に第三船がいたため左転できずに続航中,衝突した。


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