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@ 北流時の中水道南口で馬島南東岸に乗揚
 北流時の中水道南口では,順流に乗って馬島付近の南口に接近した際,中水道の中央に向けるために右転する時機が遅れたり,小舵角で回頭したため圧流されたことによって発生しています。
操船者は,航路の大島寄り(右側)を航行し,操舵号令をかけるときには,「舵角」を指示することが大切です。


A 北流時の西水道北口で右転時に衝突
 北流時の西水道北口では,来島海峡航路の西口から入航して西水道に向かう際,追越し又は並航した態勢で小島北東方の航路屈曲部に接近し,自船の右舷側(四国側)にいる同航船の右転を十分に確認しないまま右転したことによって発生しています。右転する際は,右舷側の同航船の動静を確認しましょう。

B 南流時の西水道中央部で追越し時に衝突
 南流時の西水道中央部では,逆潮のため通過時間が長くなり,夜間は船尾灯とレーダーからでは,小角度の進路交差が把握しづらく,追い越す際に流向に対して大きな角度をとれない,狭い水道内では回避動作が大きくとれないことなどから接近してしまい,衝突に至っています。また,潮の強弱や他船の減速によって,追い越す意思がなくても追越し関係となる場合や,速力の遅い船舶の後方で数隻が団子状態になることも少なくありません。
 先航船の動静に注意して船間距離の保持に努め,できる限り水道内で追い越さないようにしましょう。





夜間に9割が発生!
夕刻に阪神地方や九州地方を出航した船舶は,瀬戸内海を東西方向に航行して23時〜02時ごろ来島海峡に到達します。そのため,来島海峡では,深夜に通航船のラッシュ時間帯を迎え,そのピークとなる01時〜02時台に海難が集中しています。







外国船が多い!
衝突18件のうち,外国船が8件(水先人きょう導中を除く。)に関係しています。来島海峡航路における航法を理解していない外国船が見受けられます。
 
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