第1章 最近の海難審判庁の動き 5/11
第1節 海難調査の国際協力体制の強化
4 日韓海難調査協力関係の構築
日韓における具体的海難調査協力の進展
 外国船が関連する海難の原因究明には、関係各国の海難調査機関の相互協力が不可欠であり、国際海事機関(IMO)でも海難調査における国際協力についての決議が採択され、その実施に向けて積極的な取り組みが進められています。
 このような状況を踏まえ、我が国と韓国の海難調査機関は、国際的な調査協力体制を構築することを目的とした意見交換を行うこととし、平成13年度に初めて日韓両国海難調査機関の長官級会議を日本において開催し、平成14年度には第2回として韓国(ソウル)において会議を行いました。
第2回日韓海難調査機関長官級会議 [平成14年11月]
平成14年2月、東京において開催された第1回日韓海難調査機関長官級会議の実績を踏まえ、ソウルにて行った第2回会議では、二国間相互協力の更なる推進及びアジア地域における新たな調査協力体制の構築のための両国機関の貢献について、次の事項にかかる協力文書の作成が行われたものです。
  

[討議記録へ署名後、握手する(前)高等海難審判庁長官と韓国中央海洋安全審判院長]
(平成14年11月 韓国・ソウル)


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       表紙     海難レポート2003概要版
メッセージ-CONTENTS-外国船の海難-最近の海難審判庁の動き-海難審判庁のしごと-裁決における海難原因-海難分析-資料編
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