第1節 海難調査の国際協力体制の強化 | |
3 アジア地域海難調査機関会議(ARMAIM) | |
アジア地域における連携強化について活発な意見交換 | |
ARMAIM(Asia Regional Marine Accidents Investigators Meeting)は、海難調査制度の相互理解を深めること、アジア地域における海難調査協力体制の確立に寄与すること、海難調査にかかるアジア地域関係国の意見を集約し国際会議において強く反映させること、開発途上国への海難調査体制強化の支援を行うことを目的として当庁が提案し、韓国、中国が賛同して立ち上がった会議であり、平成10年(東京)から毎年開催されています。 平成14年の第5回会議は、10月17日から18日までの2日間、日本、中国、香港、シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ロシア及び米国(コーストガード)が参加し、韓国のチェジュ島で開催され、第11回国際海難調査官会議と同様に過去最大規模の会議となりました。 今回の会議では、当庁から「年間の活動実績の報告」と「裁決事例のプレゼンテーション」を行ったほか、各国の代表が「海難調査制度」、「海難調査事例」、「調査官の訓練」等についてプレゼンテーション等を行い、さらに、アジア地域における海難調査協力についての意見交換を行いました。 なお、海難調査国際協力における具体的な事項については、次回会議(平成15年9月:香港(予定))で引き続き検討していくこととなりました。 |
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[ ARMAIM5 会議模様 ](平成14年10月 韓国・チェジュ島) |
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