JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 keibi2009-1
発生年月日 2008年01月29日
事故等種類 運航不能(航行設備故障)
事故等名 押船第五 三徳丸運航不能(機関損傷)
発生場所 福岡県妙見埼灯台から真方位312°5.6海里
管轄部署 門司事務所
人の死傷
船舶種類 引船・押船
総トン数 100~200t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2009年01月30日
概要  第五 三徳丸(以下「三徳丸」という。)は、平成19年11月20日、定期検査受検のため、過給機の開放整備を行い、タービン側及びブロワ側両軸受を新替えした。
 三徳丸は、バージ第6三徳丸と押船列を形成し、平成20年1月28日11時30分ごろ、採砂の目的で広島県福山港を発し、主機回転数毎分540(以下、主機回転数は毎分のものとする。)として福岡県玄海島沖に向かった。
 三徳丸は、時間調整のため、途中主機回転数を450として航行中、前記日時場所において、突然左舷主機過給機から異常音を発したことから同機を停止し、右舷主機にて自力で博多港に向かった。
 入港後、整備業者が左舷主機過給機を精査した結果、タービン側軸受などの損傷が判明し、同港にて修理された。
 なお、主機の過給機整備後は、機関長が同機の潤滑油量等の点検を定期的に実施していたが、異常は認められなかった。(開放整備後の運転時間 約400時間)
原因  本件運航不能は、過給機のタービン側軸受が損傷してロータ軸の軸心が下がったことによって発生したものと考えられる。
死傷者数 なし
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。