JSTB 運輸安全委員会

概要

報告書番号 MA2009-6
発生年月日 2008年03月08日
事故等種類 死傷等
事故等名 貨物船清和丸乗組員負傷
発生場所 中華人民共和国広東省広州市黄埔区 黄埔パイロットステーション
管轄部署 神戸事務所
人の死傷 負傷
船舶種類 貨物船
総トン数 5000~10000t未満
報告書(PDF) 公表
公表年月日 2009年06月26日
概要  貨物船清和(せいわ)丸は、14人が乗り組み、平成20年3月8日早朝、中華人民共和国広東(カントン)省広州市黄埔(ワンパオ)パイロットステーションに到着し、投錨した。同日13時50分ごろ(中国標準時)、パイロット乗船場所への転錨準備作業中、機関室で二等機関士が空気槽からのドレン排出の確認を行っていたところ、ドレン排出管の途中に設けられたサイトグラスが破裂した。この結果、同機関士が破損片を顔面などに受け、重傷を負った。
原因  本事故は、空気槽のドレン排出作業中、乗組員によって設けられた2号ポットのサイトグラスが破裂したため、上からのぞき込んでいた二機士の顔面及び左腕に向け、多数のガラス破片が飛散したことにより発生したものと推定される。
 サイトグラスが破裂したのは、微小な変形や応力集中が生じ、サイトグラスが脆性破壊しやすい状態にあるとき、排出作業が行われ、2号ポット内部の圧力が高まったことによる可能性があると考えられる。
 サイトグラスが脆性破壊しやすい状態にあったのは、本件管理会社及び機関部乗組員により機器や部品の設計、使用及び維持整備基準が定められず、安全管理が適切に行われずに2号ポットが設けられ、また、サイトグラスの取替作業が行われていたため、構造及び強度に欠陥が生じたことによるものと考えられる。
死傷者数 負傷:二等機関士
勧告・意見
情報提供
動画(MP4)

備考
  • ※船舶事故報告書及び船舶インシデント報告書の様式にはそれぞれ下記のまえがきと参考が記載されていますが、平成25年7月公表分より利用者の便宜を考慮して省略しております。

《船舶事故報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶事故に関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故及び事故に伴い発生した被害の原因を究明し、事故の防止及び被害の軽減に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

《船舶インシデント報告書のまえがき》

本報告書の調査は、本件船舶インシデントに関し、運輸安全委員会設置法に基づき、運輸安全委員会により、船舶事故等の防止に寄与することを目的として行われたものであり、本事案の責任を問うために行われたものではない。

《参考》

報告書の本文中「3 分析」に用いる分析の結果を表す用語は、次のとおりとする。

  1. 断定できる場合は「認められる」
  2. 断定できないが、ほぼ間違いない場合は「推定される」
  3. 可能性が高い場合は「考えられる」
  4. 可能性がある場合は「可能性が考えられる」又は「可能性があると考えられる」
  • ※報告書に勧告等が含まれる場合は、勧告・意見欄に文言が表示されます。クリックすると「勧告・意見・安全勧告」ページが表示されます。
  • ※関係行政機関への情報提供がある場合は、情報提供欄に文言が表示されます。クリックすると「関係行政機関への情報提供」ページが表示されます。
  • ※動画がある場合は、動画欄にタイトルが表示されます。