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■ 遊漁船の海難の防止に関する提言を行いました!
 去る12月20日横浜地方海難審判庁は,平成18年10月8日に発生した「遊漁船第3明好丸転覆事件」の裁決を言い渡しました。これは,海上暴風警報が発表されて強風が吹く状況下の静岡県伊豆半島南東方沖合において,神津島へ向け航行中の明好丸が転覆,乗客7人が死亡・行方不明となったもので,裁決では,
@ 気象・海象情報の入手が不十分であったこと
A 出航中止基準等を遵守しなかったこと
B 乗客に救命胴衣を着用させなかったこと
C 追い波に対する安全操船が適切でなかったこと

を原因としています。
 これを踏まえ,高等海難審判庁では,水産庁長官に対し,上記4事項を含めた業務規程の安全に関する規定の遵守を遊漁船業者に徹底させるよう提言を行いました。
http://www.mlit.go.jp/maia/04saiketsu/19nen/yokohama
/yh1912/19yh018yaku_sokuho.htm(本海難の裁決)
 英語版情報誌「MAIADIGEST」第4号「関門海峡の海難」発行!
「MAIA DIGEST」第4号(関門海峡の海難)を発行しました。関門海峡は,急速な経済発展を続けている東アジアへの玄関口として,外国船の通峡がますます多くなっています。そこで関門海峡での海難を解説し,通峡時の注意事項等を外国人船員にも理解してもらえるように編集しています。
 「MAIA DIGEST」は,第1号〜第3号も含め,海難審判庁のホームページに掲載しています。外国人船員の教育・研修資料に是非ご活用ください。
■ 海難分析集「狭水道の海難」3月発刊予定!
海難審判庁では,3月に海難分析集「狭水道の海難」を発刊します。
主な内容は,過去5年間の裁決の中から,いわゆる狭水道で発生した海難を抽出,東京湾,伊勢湾,瀬戸内海を中心に海域別に発生地点を示し,多発海域の特徴や海難原因を分析するとともに,最近の海難事例を取り上げ,解説し,通航時のチェックポイントなどをわかりやすくまとめています。 乞うご期待!!

 最近,高速バスの運転手が走行中に意識もうろう状態となり,あわやというところで乗客が急いでバスを止め,大事故を免れる,ということがありました。幸いけが人は出ませんでしたが,運転手はインフルエンザで風邪薬を服用していたとのこと…。風邪薬が原因かどうかまだはっきりしませんが,服用後の眠気は皆さんも経験あるのではないでしょうか。乗り物を運転する際の薬の服用には十分に気をつけたいものです。 万全の体調で,安全運航を!
 今年もマイアニュースレターを,よろしくお願いいたします。 

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