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D丸:漁船(漁獲物運搬船) 296トン 全長54.5m 乗組員6人 ふぐ18トン 中国煙台港→(関門港下関区経由)→宮崎県北浦漁港 船長:53歳 四級海技士(航海)免許 海上経験21年 G号:貨物船(カンボジア籍) 1,498トン 全長76.7m 乗組員10人 スクラップ1,075トン 徳島小松島港→中国煙台港 船長:62歳(国籍 中国) 海上経験36年 発生日時場所:平成18年11月17日20時43分 関門港関門航路 気象海象 :晴 北北東風 風力2 視界良好 約4ノットの西流 死傷者 :G号が沈没し,乗組員3人が死亡 |
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海難の概要 (本海難の裁決書) 夜間,D丸は,関門航路を東行中,予定していた通関手続きのため,同航路から航路外に出ようとする際,前方の見張り不十分で,同航路を西行中のG号に気付かずに衝突した。衝突の結果,G号が航路内で沈没し,乗組員3人が死亡した。また,沈没の影響で,関門港内全域が一時通航禁止となった。 |
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全方向に対する見張りで,接近する他船を早めにキャッチ! この海難でのD丸のように,操船者が,ある一方向だけに気を取られることにより,周囲の見張りが疎かになり,接近する他船に気付かないまま衝突に至るケースが後を絶ちません。特に,狭い水道を航行中の船舶は,できる限り単独当直とせず,見張り員を増員するなど,全方向に対する見張りを強化し,接近する他船を早めにキャッチできる体制をとりましょう。 |
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