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D丸 : 貨物船 497トン 乗組員4人 土砂1,770トン 尼崎西宮芦屋港→関門港
     船長 : 38歳 五級海技士(航海)免許 
     甲板員(船橋当直) : 53歳 
海技免許なし 海上経験32年 
K丸 : ケミカルタンカー 158トン 乗組員3人 苛性ソーダ300トン 徳山下松港→岡山港
     船長(船橋当直) : 69歳 五級海技士(航海)免許 海上経験39年
発生日時場所 : 平成15年5月6日21時57分 安芸灘
気象    : 霧 無風 視程約100m


事実の概要 http://www.mlit.go.jp/maia/04saiketsu/16nen/hiroshima/hs1608/16hs021yaku.htm(本海難の裁決書)
 視界制限状態の安芸灘において,D丸は,関門港に向けて西行中,K丸の映像を探知し,右舷を対して通過できると判断して続航した。また,K丸は,岡山港に向けて東行中,レーダーを1海里レンジとしたままであったためD丸に気付かずに続航し,両船は衝突した。



レーダーのレンジを時々切り換えて,相手船を早く発見しよう!
 レーダーを1海里レンジとしたままでは,相手船の探知が遅れるばかりか,1海里で探知できたとしても避航動作が間に合わないおそれがあります。時々は遠距離レンジに切り換え,遠くの他船の映像も早期に探知し,その動静を十分に確認しましょう。

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