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北海道及び本州の太平洋沿岸と瀬戸内海などでは,春の訪れとともに濃霧が発生し,船舶の運航者にとって気の抜けない季節となります。そこで今回は,霧中海難をテーマに取り上げ,貨物船・油送船・旅客船におけるレーダー見張りにスポットを当ててみることにしました。 平成13〜17年の5年間に海難審判で裁決のあった霧中における海難は,153件(264隻)で,このうち外国船関連が32件(37隻)となっており,5件に1件の割合で外国船が関わっています。 また,海域別では,瀬戸内海が52件,三陸沖が17件,房総半島東方・鹿島灘が15件,北海道東方13件,石廊埼・神子元島周辺8件,熊野灘周辺6件などとなっています。 |
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