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  最近,外国人船員を配乗している内外の船社などから,“英語でも海難事例を紹介して欲しい”という声が寄せられるようになりました。そこで今般,その声にお応えして「MAIA DIGEST」(Eメールで随時配信)をスタートさせることにしました。
 「MAIA DIGEST」では,マイアニュースレター,海難分析集,海難レポートなどで紹介した海難事例の中から,台風・霧・狭水道・強潮流など,我が国特有の自然的・地理的条件が関係した外国船の海難事例や,航法不遵守による外国船の衝突が目立っていることから,特に,海上交通安全法や港則法の特定航法といった我が国独自の細かな交通ルールが関係した外国船の海難事例などを取り上げることにしています。また,同時に英語版と同じ内容の日本語版も配信することにしています。
  当庁では,海難審判法の一部改正(平成18年4月1日施行)により,関係行政機関に対して海難防止のために講ずべき施策について意見を述べることができるようになりました。これを受け,去る8月10日,国土交通大臣及び海上保安庁長官に対し,被引浮体に係る海難の防止についての提言を行いました。これは,最近,モーターボートや水上オートバイで浮体を曳航する形のマリンレジャーが盛んになり,浮体に搭乗していた者が死傷する海難が頻発していることから,同種海難の再発防止を目的として提言されたものです。

 8月23・24日,今年も「子ども霞が関見学デー」が開催されました。
これは,夏休み中の子どもたちに広く社会を知る機会となるよう,毎年各府省等が連携して実施しているものです。
 当庁では,24日に高等海難審判庁(東京)の審判廷を開放して『子ども海難審判』を実施。海の交通ルールなどについて説明をしたあと,小中学生に模擬海難審判を実演してもらいました。
 霞が関の仕事について楽しく学んでいただけたでしょうか?
創刊5周年と英語版の創刊
  読者の皆様に育てていただいたマイアニュースレターも創刊5周年を迎えました。これを記念して,というわけではありませんが,このたび英語で事例を紹介する“MAIA DIGEST”を創刊しました。創刊号では,本年5月に刊行した海難分析集「台風と海難」の中から,外国船に関係する台風海難の事例を取り上げています。
  9月に入り本格的な台風シーズンとなりました。台風に不慣れな外国船にこそ,実際の海難事例などから台風のこわさを理解してもらうことが必要です。
  台風海難の防止のため,是非ご活用ください。
 
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