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K丸:漁船 136トン 全長29.41m 7人乗組み 福岡県博多港→北海道積丹半島北西方沖合(操業中)
船長:59歳 五級海技士(航海)免許 海上経験33年
発生日時場所:平成16年10月15日13時45分 北海道積丹半島北西方沖合
気象海象:晴 西北西風 風力7 波高約4m 海上強風警報発表中
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海難の概要 http://www.mlit.go.jp/maia/04saiketsu/17nen/hakodate/hd1711/17hd034yaku.htm(本海難の裁決書)
いか一本釣り操業に従事していたK丸は,夜間,荒天下において,パラシュート型シーアンカー(以下「パラアンカー」という)の投入作業を始めた。船長は,船首作業にあたる甲板員にライフジャケットの着用を指示せず,未着用で作業に従事していた4人の甲板員のうち船首端にいた1人が,強風に煽られて広がったパラアンカーの傘に跳ね飛ばされて海中に転落し,行方不明となった。
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パラアンカーの投入方法・・・
浮子を船首ブルワークから舷外に吊り下げ,船首を風に立てた後,機関を微速力後進にかけ,浮子・沈子を順次投入して,傘を船首ローラから徐々に送出させ,引揚げ索とともに曳索を延出する。
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@ 10分前 船長が操舵室で操船・作業指揮
魚影を探知し,甲板員にパラアンカーの投入作業開始を指示
荒天時の船首作業が危険であることは知りつつも,慣れていたことから
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作業の邪魔になるということで,ライフジャケットの着用を指示せず
浮子・沈子を投入後,送出する傘から離れた安全な位置に移動するよう指示せず
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A 約30秒前 船首を風に立てた後,機関を微速力後進にかけ,浮子・沈子を投入(※)
続いて傘が3分の2ばかり送出したとき,左舷側からの強風に煽られて傘が右舷側に広がり,傘の右舷側にいた甲板員が海中に転落 |
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